〔シゴカル〕転職を考える前にチェックすべきポイント

転職エージェントを利用するメリットやデメリット、失敗しないエージェントの選び方について解説します。転職に必要な情報やノウハウを提供してくれることや、求人情報を収集・提供してくれることなど、エージェント利用のメリットについても詳しく説明します。

50代での転職サイト選びはシニア優遇求人の探しやすさを軸に考えること

2023年06月29日 14時55分

50代での転職は決して簡単なものではありません。
しかし現在は転職サイトと呼ばれる転職支援のためのWebサービスが発達しているため、そうした最新システムのサポートを得ることで50代であっても期待した通りの転職を実現できる可能性は高まっています。
しかし50代の利用に向いた転職サイトはまだまだ限られているため、登録前にはその転職サイトが本当に50代でも有効に利用できるのかを調べておく必要があるでしょう。
また年齢のマイナス要素を跳ね返すだけの対策を練っておくことも大切です。

50代が利用するべき転職サイトとは?


転職サイトのうち一部は20代を中心とした若者の就職・転職支援に特化しています。
このタイプの転職サイトが使えるのは30代後半までというのが常識なので、50代はおろか40代になってしまうと一気に転職サイトの選択肢は減ることになります。
また「ハイクラス転職サイト」と名乗っているタイプの転職サイトは、50代以上では管理職や役員クラスの求人しか取り扱っていないことが多くなります。
リクルートやdodaなどの有名転職サービスになるほどこの傾向は強くなるので、キャリアアップではなくとにかく働き口を確保したいといった用途で使うのには向いていません。
こうした条件を踏まえて考えると、50代以上での転職サイト選びで重要なのは「シニア歓迎」といった条件で検索可能なタイプの総合的転職サイトになります。
とにかく数多くの求人を取り扱っている転職サイトであればシニア歓迎求人の数も増えるため、検索絞り込みで50代であっても比較的転職先を見つけやすくなるでしょう。

50代で転職するときの注意点


50代での転職は基本的にキャリアを変えるための最後のチャンスを思っておいた方がいいでしょう。
40代ではまだギリギリ未経験採用の可能性も残りますが、50代になってしまうとタクシー運転手のような限られた業種でないと未経験採用は難しくなります。
そのため50代の転職では新たな業種に挑むに当たっても、何かしらそれまでのキャリアを引き継いで活かせる形での転職を目指すのが現実的な方法となります。
転職エージェントに相談すれば今までのキャリアをどう活かして次に繋げるべきなのか、有効なアドバイスをもらえるでしょう。
また50代という年齢だからこそ、履歴書の書き方や面接時の受け答えといった基本的な部分は謙虚に学び直しておくのがおすすめです。

50代での転職はヘッドハンティングなど相手側から声をかけられない限りは、かなり難しいものとなります。
自分から転職するなら転職サイトや転職エージェントを活用することは非常に重要になってくるため、まずは50代の支援に対応したサービスを探してみるようにしましょう。
また転職サイトなどの助けを受けられたとしても最終的には自分の価値は自分で証明するしかない点も忘れないようにしましょう。
会社の地位が自分の価値を証明してくれる時間が長かった50代ほど、転職活動でどれだけガムシャラになれるかが勝負の分かれ目となります。